何だろう。
ただただ、悲しい。
確かに、犯罪。それで傷ついた人がいる。
当然謝罪と、償いはしなくてはいけない。事務所はそれを認めて、責任を取って社長が辞め、新体制になり、前経営陣の残した罪を償うという。
それ以外何をすればいい?
知っていて、黙っていたものは同罪だと?所属タレントも同罪だと?彼らを使うなと?
それなら、当時経営の中心にいた人は?当時所属していたタレントは?
マスコミは?
何かがあるたびに、ここぞとばかり群がって非をあげつらう人たち。
有名無名、関係者無関係者入り乱れて、見てきたようなことを言う。
あの時もそうだったけど、口をつぐんで逃げる、関係者もいる。
その中で、渦中の事務所にいるタレントたちが、苦しい胸の内をTVやSNSで伝えているのを見て、ただただ悲しくなった。
彼らだけが背負うことではないはずだ。
罪のないものだけが石を投げなさいというよりも、石を投げる場所が違うだろうということだ。
私は事務所所属の木村君を長年応援してきて、彼がどれだけの努力の積み重ねであの場所にいるのかを知っている。
一緒に仕事をしてきた業界の人たちも知っているはずだ。
それでも、声の大きい無関係者の声の言いなりだし、声の大きい無関係者を利用する力にも逆らえない。
あの時の無念さと悔しさと無力さを思い出した。
でも、わかっている人たちが、ぶれずに応援するしかないこともあの時学んだ。
やっと握っていたこぶしをほどいたのに、また握り返した。
負けないで!!