もう一人の濃姫

各務野と貞家と殿のスリーショットの写真を見てちょっと涙が出そうになった。

殿の隣に立つ各務野が天下を取ったバカの濃姫に見えて、時空を超えてまためぐりあった二人のようだ

あの時も、何かと衝突ばかりしていた二人だったけれど、確か信長が弟を斬った時だったか、血まみれで戻ってきた信長を濃姫が抱きしめるシーンがあった。

あの時、信長の怒りも悲しみも苦悩もすべて抱き留めた濃姫と、体を預けて涙を流す信長は、映画の信長と帰蝶につながるような気がして、殿の横に立つ各務野が濃姫に見えた。

あれからずっと、濃姫は信長を見守っていたに違いない。初代濃姫を演じた中谷さんの木村君へ向けた言葉を知るにつけ、私の中のもう一つの信長と濃姫の物語が動き始めた。

 

木村君がインスタに載せてくれるオフショットの写真が素晴らしすぎる

一体どれだけの素晴らしい写真が埋もれているのだろう。

どうかどうか写真集にまとめて、日の目を見せてください