この気持ちをなんて表したらいいのかわからない。
胸の中にズンと残った何か。
感動?かも知れないけど、感動したと簡単に言えない気持ち。
その何かがいつまでも消えないまま家についた。
木村君がどうとか綾瀬さんがどうとか、きっと後から出てくると思うけれど、今は信長と帰蝶あんな表情、こんな表情が浮かんでは消える。
素晴らしいラブストーリーだった。
歴史通から見たら、信長と帰蝶にあんな物語はありえないのかもしれない。
だけど、歴史はいつも勝者の物語だ。闇の中に消えた、そこに生きた人間の気持ちなんて誰も知ることはできない。
歴史の中で魔王と呼ばれた男も、気持ちを素直に表せない不器用な男だったかもしれないし、うつけと呼ばれた気のいい若者が、もしかしたら運命の歯車に逆らえないまま、魔王へと変貌せざるを得なかったのかもしれない。
そんな誰もが知っている信長の物語に、切ない夢を与えてくれた映画だったなと思う。
ずっと期待が高まりすぎて、もし期待外れだったらどうしようなんていらぬ心配でした。
まだ感想らしきものは出てこないけれど、もう一度、信長と帰蝶に会いたいと思わせる映画でした