NALU

今回はドラマの撮影中とあって、サーフィンの撮影はなし。3年目の節目に、今までの写真を見ながら過去の取材を振り返ろうという企画。

どの写真もいい表情の木村君だ。

 

3年たつのね。

この雑誌の企画が決まったとき、ようやく木村君が望むことをやらせてもらえる体制になったのだと、本当にうれしかった。

NALUの中の木村君は、いつも自然体で、自分がどんな風に写るかなんてことを、まったく気にしない、ただのサーファーになっていて、いやな言葉が飛び交っていたあの3年、その無防備な笑顔を見ることが救いだったっけ。

なんとなく孤高のヒーローのイメージを持たれがちな木村君だけど、実は、こんなにも温かい仲間に囲まれていたんだということを知ったのもこの雑誌のおかげだ。

サーファーでもないのに、この雑誌が好きなのは、海に出れば、誰でも何者でもないという、サーフィンの世界を垣間見させてもらったからかもしれない。

木村君が大事にしている世界を、のぞかせてもらっているような気持で、いつもこの雑誌を、心待ちにしている。