Show must go on

ジャニーさんが亡くなった。

私のような無関係の者までジャニーさんと愛称で呼び、その訃報を語るほど、日本では知らない人はいないだろう。

 

でも、私は、たぶん木村君のファンにならなかったら、ジャニーズ事務所も、ジャニーさんも縁のないまま終わったんじゃないかと思う

むしろどちらかといえば、きらきらした衣装を着て、笑顔を振りまく少年たちが苦手だった。

でも、思い返せば、いつも生活の中にジャニーさんが育てたタレントさんがいて、楽しい思い出として記憶の中にしっかり残っている

白黒TVで見た元祖ジャニーズから、子供たちが回らない口で歌ってたパラダイス銀河、子供たちと一緒に見ていたドラマにもたくさんのジャニーズタレントさんが出ていたっけ。

そう考えると、ジャニーズこそインフラだったんだなと思う(笑)

 

今思えば、よく知りもしないで、ジャニーズに偏見を持ち続けてきたので、解散の時、木村君が残ると聞いて、正直すごく驚いた。

そして事務所に対する木村君の思いに、意外な気がしたのも覚えている。

知らない間にしみついてしまった、あのグループはジャニーズとは違うという、ちょっとした優越感。あれは何だったんだろう

 

今なら、木村君が残った理由がよくわかる。

ジャニーさんの報道で、その歴史、人柄を知ればなおさらよくわかる。

長く生きているから、ジャニーさんには、とかくのうわさが付いて回っているのは知っている。

その真偽のほどはわからないけれど、今現在、所属タレントにあれだけ慕われ、日本のエンタメ界に多大の功績を残した事実は確かなことだ。

私は、木村拓哉という人を通してでしか、わからないけれど、木村君の追悼の言葉。

Show must go on. I will do mybest.

という言葉で、木村君のエンタメへの思いが、ジャニーさんにルーツがあったのだということが分かった気がした。

平和であってこそ、ショーを楽しむことができる。いつまでもそんな世界であってほしいと、心から思った