魔法が解けたら

先日、ふと思い立って過去のスマスマの歌を集めたDVDを引っ張り出して見てみた。

あれ?こんなだっけ?なんだかつきものが落ちたような、不思議な気分になった。

海外からのゲスト。’08?あたりかな。当時好きで結構何回も見ていたはずなのに、あれ?私がいいと感じたのはゲスト自身の力と、優秀なスタッフの演出のおかげだったの?

当のゲストを迎えるグループのほとんどのメンバーは、歌詞を追うのに必死な様子が画面のこちら側にも伝わってくる。

忙しくて、歌詞を覚える暇もなかったのかな。

仕方がないよね、忙しいんだもの(笑)

魔法が解けたみたいだ(笑)

 

 

あのグループが好きだったのは事実だ。冠番組も待ちきれないほど楽しみにしていた時期もあった。

でもこれを見て、もう限界だったんだろうなと思った。

それから何年か、解散に至るまでは、ちょっとした違和感を魔法がカバーしてたのだと思った。

魔法使いは、木村君。

魔法が解けた私の目には、奮闘する魔法使いの姿ばかりが見えてくる。

こんな状態が一番いやだったのは出て行った3人だったかもしれない。大きなきっかけがあったからかもしれないが、自分たちの手でドリームランドを壊して出て行った。

それはそれでいいんじゃないかと思う。

逃げるという誰かにあてつけたようなメッセージを出して、過去のものを否定して出発したのだから、それで突っ走ればよかったのに。

その後の活動を見ると、ファンのグループに対する執着に引きずられるように、いつまでも卵の殻が付いたままのひよこのような状態になってしまったようにみえる。

それはそれで気の毒でもあるし、それを利用したならあまりにも情けない。

いずれにせよ、5人が5人、ちゃんと終わらせなかったことに責任を持たなくてはいけない。再結成なんてできないのは5人が一番知っているはずだ。(あれだけの迷惑をかけて、できるわけがないし、してはいけないことだと思う)

今、木村君は生身の中年の男性として、俳優業に邁進している。

時々、魔法使いが恋しくなることもあるけど、それを上回る魅力をファンに見せてくれている

私はそれで満足だし、もう再結成なんてひとかけらも望まない。

 

今日のも木村さ~んも本当に楽しかった。疲れたはポジティブワードとして使うという木村君。

朝起きた時から、疲れたを連発する私には耳が痛い。

体をきちんと使って、つかれた!と気持ちよく言える生活をしないとね

来週からのFlowのゲストは糸井さん。

すごく楽しみ。