ついていくのに必死(笑)

日本を出ると途端に木村君の動向がわかるという、木村君あるあるは健在で、台湾に降り立ったところから、車に乗り込むところ、舞台袖でスタンバイしているところなど、普段見られないところまで見ることができる。

それにしても台湾のファンの方たちの温かい歓迎ぶりに、心底うれしくなる。好意的にうけ入れてくればその国が好きになる。何事にも太陽と北風のたとえ話は通用するんじゃないのかな。

そういう意味でもアジアで人気のある木村君の存在は、国と国の懸け橋にもなりうる存在だと思う。

リンチーリンさんは相変わらずおきれいで、月の恋人の時に共演したころと全く変わらないのがすごい。ランウェイを歩く二人が本当に美しくて、ため息が出た。

木村君はやっぱり人の視線を浴びて輝く人だと思った。それにオーラのスイッチもどこかについているに違いない(笑)自由自在にオーラの量も質も選べるのかと思うほど。

 

木村君は解散以来、いわゆるアイドルオーラというものを封印したと思っている。アイドルにはアイドルの見せ方というものがあって、写真を撮られる時の演出やら、服装から髪形に至るまで、いわゆるアイドルっぽさをあれ以来ことごとく排除してきていると感じている。

何処やらの界隈がキラキラがないの、顔がどうの髪型がどうのというのは、当たり前のことで、その界隈が望むことを意識的に捨てたかららではないのかな。

何度も新人としてといい、今の自分はこれだと言っているのはそういうことだ。

あのランウェイを歩く姿を見て、アイドル時代とは違う魅せる木村拓哉の新しい顔を見たような気がした。

 

今の時代、70になっても80になっても、しわ一つない女優さんはいっぱいいて、もう見せ方というのは個人の選択の域に達しているのだと思う。誰にでも同じように流れる時とどう付き合うか、それは生き方とも通じるものがあるんじゃないかな。

木村君は、以前からそうだったと思うけれど、女性のしわは勲章と言っているように、年齢を重ねることをネガティブにとらえていない。

自然に年を重ね、それは体のあちこちに刻み込まれて行くけれど、それは実りあることだと思っているのではないのだろうか。私はそういう彼の生き方がすごく共感できるし、人前に姿をさらす職業の人として、その姿を見せ続けるという姿勢は尊敬するところだ。

20代30代の息をのむような美しさがうつろっていっても、それでもなお彼が好きなのは生き方が美しいからだ。