海外の評価と日本の評価

http://junk-weed.hatenablog.com/entry/2017/11/14/124631
全米公開が始まって、次々にうれしい評価がツィッター上に挙がっている。
アメリカで高評価なのは、トレイラーの視聴回数や、反響で分かっていたけれど、上の記事では、ロッテントマトの評価について詳しく書いてくださっている
まず、トップレベル5人の評論家を含む40人の評論家に見てもらうことができ、さらに鮮度保障の黄色いマークをつけてもらえるのはすごいことであるという
そもそも評論家の方たちに、なかなか日本の映画を見てもらうことすら難しいのだというから、この評価は本当にうれしい。

日本で公開されたとき、真っ先に会場でこの映画を見たときの興奮は忘れられない。
いくらファンとは言え、何でもかんでも絶賛できるわけではなく、実際歴史から消してほしいとさえ思う映画もあった(あくまで私基準)
ファンだって表に出さなくても、自分の気持ちは偽れない(笑)
だから毎回、いい映画であってくれと祈るような気持ちで見るのだ。

無限の住人は、ファンのひいき目でなく本当に興奮させられたし、演者(すぐに切られてしまう人たちも含めて)の本気度がビシビシ伝わってきて、これはすごい!!と思えた映画だった
解散から間もない公開とあって、公開前から、ネガティブキャンペーンが始まっていていたけれど、実際にみたら正当な評価もされるだろうと思っていた。
しかし、実際は無限の住人と検索すると出てくるのは子供の悪口レベルの、評論とは言えないものばかり。
木村君に対する理不尽な逆風は予想以上だった。
それにしても、映画評論を生業にする人たちは何を見ていたのだろう?日本に真っ当な映画評論家はいるのかとさえ思った。
そんな村社会の、どうにもならない閉塞感みたいのものを感じ、うんざりしていたときのカンヌ映画祭
あれだけの大観衆が、総立ちで拍手を送る姿を見て、やっと正当な評価をしてくれるところがあったと、風穴があいて新しい風がどっと吹き込んだような気がした。
世界は広い。そして吹く風も厳しい。
狭いに日本で真綿にくるまれて、ぬくぬくしていては世界の舞台には立てない。
木村拓哉はいつも向かい風に抗い、強い心と体を作ってこの場に立てた。
そしてそれを、正しく評価してくれる場所があった。
本当にうれしい。