まだ無限の住人(笑)

無限の住人は、メイキングも素晴らしいけれど、とにかく本編を見たくなる。
木村ファンとして映画や、ドラマのディスクを買っても大抵は特典映像を見て終わることの多い私としては珍しいことだ。
それはこの映画が、私にとって木村拓哉主演ということではなく、映画として魅力を持っているということだ。
何度見ても、vs100、vs300のシーンはすごい迫力だ。

アクションの素晴らしさは、さんざん書いたけれど、
自宅のTVで見ると万次の人間的魅力が、より身近に感じられる。
何だろう、万次が好きでたまらない(笑)
私はそれを、まぁまぁ私木村ファンだからね、と思っていたけれど、それは半分はその通りで、半分は違う気がする

三池監督が、この映画は木村拓哉でしか撮らないとまで、万次に彼の姿を合わせ見ていたように、
万次の木村拓哉的要素、木村拓哉の万次的要素が奇跡的に重なった人物像だ。
私はファン目線で、万次の中に木村拓哉をみているのではなくて、万次という木村拓哉をはらんだ別のものを見ているという感じかな
上手く言えないけど、ファンだから万次が好き、ファンじゃないとしても万次が好きという二つの気持ちが一緒になっている(笑)

木村拓哉という演者の背景を知らない観客にとってみても、キャラクターの魅力と、演者の魅力が重なって違うものになった万次はとても魅力的に見えると思う

三池監督の映画として絶賛される中、徐々に万次を演じた役者として注目されていくのが分かって、とてもうれしかった。
日本ではだれでも知っているキムタク、その名前の大きさゆえに、なかなか、まっさらな目で作品を見てもらうことが難しい
欧米では無名に等しい木村君
何の先入観もない人たちに、作品を真っすぐ見てもらえた事が何よりうれしい

着々と新人俳優として経験を積んでいく木村君
きっと、国民的といわれたスマップも、いつか彼の経歴の一つに過ぎなくなると思う