UOMO

今回のセッションは検察側の罪人のクランクアップの日に原田監督と。
木村君の顔が、輝いている。
充実した現場だったことがうかがえる。
立て続けに発表された、映画やドラマの中で、実は一番楽しみなのが、この検察の罪人。
あえて原作は読まないことにしたけれど、ネットであらすじを追っただけで、うれしさがこみあげている。
今までにない、役どころ。本当に文字通り今までにない役どころだと思った。

今までの木村君は、乱暴な言い方をしてしまえば、善を求められすぎてきたと思う。
型破りだけれど・・・・ちょっと変人だけれど・・・そんな枕詞の付く役柄はあっても
基本は道から外れない。
空からの涼が、しいて言えば、そこから外れた役柄だったかもしれない。

今頃だけど、華麗なる一族の鉄平の最後のセリフは、私は納得がいかなかった。
あのセリフは、木村君自身の案だったということだったので、鉄平の選択を役柄としても認めたくない、という木村君自身の気持ちだったと思うのだけれど、やっぱり私は納得がいかなかった。
GIFTの例を出すまでもなく、木村君のドラマは影響おおきい。
どこかで自分は、鉄平の選択を認めてはいけないという気持ちが影響したのだろうかと。



どうしてこんなことを書いたかというと、検察の罪人の最上は、正しさを求めた末に道を踏み外す男だと思ったから。
あらすじを読んだだけだから見当違いかもしれないけれど
木村拓哉に道を踏み外す人を演じてほしかった。(笑)

もう、キムタクというヒーローに縛られる必要はない。キムタクを背負う必要もない。

〇〇監督映画の木村、△△監督映画の木村というように、只の表現する人として、監督の色に染まって、黒にもグレーにもなってほしい。
そして、できることなら、時々でいいから、コンサートの時のように自然発光体となって、ダンスや歌で自分を表現する人にもなって欲しいとも思う

いろいろな意味で、本当に新人としてまっさらなスタートラインに立った木村君。
そっと見守ってあげてよ、とあちこちに向ってお願いしたくなる