去年の今日は、go with the Flow ライブツアー初日だった。
解散、そして、一人での再出発。
もう一度ステージに立ってほしいと、ファンも心から願っていたけれど、たとえ、二度とステージに立たないと決めたとしても、仕方がないと思っていた。
それほど彼は傷ついていたと私は感じていたから。
だから、彼の言葉を一つ残らず受け止めていたファンは、じっとその時が来ることを待つしかなかったし、実際、見守っていたと思う。
一部のGファンからは、グループでなければ輝かないだの、一人で何ができるだの、挙句の果てに○○者だのいろいろ言われて、はらわたが煮えくり返る思いだった。
あの一年のことを、ちゃんと見ていればわかるはず。グループであることに最後までこだわったのは木村君だった。
それを無念といい、一人では何もできない(メンバーの気持ちが一つにならないという意味)と言って幕を引いたのだ。
一番望んでもできなかった人に、もう一度グループをやれというのはどれだけ残酷なことか。
グループが終わったときに、もうステージに立たないと決めてもおかしくなかったと思っていた。
半分諦めていた時に、アルバムのお知らせがどれだけうれしかったか。
たくさんの気持ちに後押しされて、再び動き出した音楽活動。
それがまさに始まった日!
木村君の背中を押してくれた、稲葉さんはじめたくさんの方たちに、届かないけれど、お礼を言いたくなる。
木村ファンの時計が再び動き始めた日。
代々木の体育館から、かすかに聞こえてきたNEW STARTを聞いた時の感激を忘れない。