おじさんたちの友情

おじさんの熱い友情みたいの・・・・何度見ても泣ける。

尾花の才能を一番よく知っていて、グランメゾンをだれよりも成功させたいと思っている京野。

たぶん平古のことも薄々知っているのかもしれない。

尾花や丹後の才能を目の当たりにして、シェフの道から去った京野は、ここでも身を引こうとする。

「おじさんの熱い友情みたいの」は若者の青臭い友情と違って、今まで生きて、背負ってきたものを考えるととてつもなく重い。

京野も尾花も、お互いの気持ちが痛いほどよくわかるのだろう。二人の目に浮かぶ涙が胸を締め付ける。

でも、そんなことでは、本当の解決にはならないのは、みんなわかっていたはずで、倫子の一喝に救われた気がする。

本当にこの三人のやり取りに鳥肌が立った。

すごい役者さんたちだ。すごい役者さんたちが本気でぶつかり合うとあんな素晴らしいシーンができるんだな。

マスカレードホテルで松さんとの時にも感じたけど、信頼して本気でぶつかり合える間柄なのだろうと思った。

ドラマに本気で取り組む同志。木村君にはそんな同志ともいえる人たちがたくさんいることが素晴らしいと思う。

 

そういえば、なぜいきなり予約がいっぱいに?とおもったけれど、The World's Best 50 Restaurans というのはレストラン業界のアカデミー賞と言われているものなのだそう。

そういうものに選ばれると、ネットでの風評被害も吹き飛ばすほどの名誉なことというわけね。

尾花夏樹のいるレストランというネガティブな面より、味とサービスの評価が勝ったということ。

まさに、「伝わった」ことであり、信じてやってきたことが報われた。

やっとスタートラインに立てたグランメゾン東京。

ライバルgakuには、今や尾花のライバルとして立つ、平古がいる。

相手に不足はない。

さてこれから、真っ向勝負が始まる。わくわくしかない。