京野さんのぼんやりした料理な10話

「京野さんがこんなぼんやりした料理まで作ってくれたのに!」このセリフ、最高!

倫子さん、正直だわ(笑)

試食したみんなの顔で、あまりいい出来ではないのは薄々気が付いたけど、まさかぼんやりした料理だったとは(笑)

ここは、星を取るためにしのぎを削る場所、料理については情け容赦ないのが、倫子さんの言葉で伝わってくる。

丹後シェフも、その情け容赦ない世界の洗礼を受けたのね

世界8位、星二つ、それでも切られてしまう厳しい世界。自分が全力で作った一品も、星三つには届かないと判断された。

尾花も越えられなかった、星三つの壁、これはもうシェフ一人の力では越えられないものなのかもしれない。

尾花と丹後の違いは仲間を持っているかどうかということ。

グランメゾン東京は、共通の強い目的意識を持つチームだ。そこに平古という最後のピースがはまって最強になった・・・・はず。

でもこのピースは危険な要素でもある。

 

グランメゾン東京に肩入れしてみてしまうと、リンダやカンナのやり方は行き過ぎにも見えるけど、気持ち的にはわからなくもない。

あのピーナッツオイル混入事件は、たくさんの人の人生を狂わせてしまったのだ。尾花は仲間をかばって、自分一人が悪者になって事件を背負ったと思っているかもしれないけれど、それでは背負いきれない傷がたくさんの人に残ってしまった。

あの時、正直に平古が話していれば・・・・あの時、尾花がすべてを明らかにして、お店として責任を取ったら・・・・

傷つかずに済んだ人もたくさんいたはずだ。

リンダは、恋人だった尾花の店にずいぶん力を貸していたのだと思う。リンダにしてみればそんな個人的な女性としての気持ちさえ裏切られた気持ちになっていてもおかしくない。

そして、真っ先にかばったのが自分ではなく、平古だったということが、リンダには許せないことだったのだろうし、事を大きくしてしまった平古に対する気持ちもわからなくはない。

残るは1話、素晴らしい料理が、すべてを超越できるかどうか。

 

ピーナッツオイル混入事件は、平古のミスってことで終わり?

そこが気になるところ(笑)