無限の住人

待ちに待ったBDがやってきた。
まずはメイキング。
あのシーンはこんな風に撮っていったんだと、それぞれの対決のシーンを、思い出しながら見ていった。
本当にたくさんのアイディアを出しているのね。
後輩の俳優さんたちが、木村君の言葉を真剣に聞き、それを自分のものにしようとする真摯な姿勢を見て、木村君は、すでに押しも押されもしない、あこがれのベテラン俳優なのだと当たり前のことを改めて納得した
やっぱり、アイドルというのは年齢不詳(笑)
どこかで、いまだに若手という意識が私の中にあったのかもしれない
でもあの場にいたのは、まさに王者の風格の主役俳優。
血みどろの万次は、カットがかかるたびにプロの俳優木村拓哉の顔になる。
そのたびに、体のどこかが、ひっ!となる私は、根っからの木村拓哉好き(笑)

いつも映画やドラマのメイキングを見ると、そこにいる木村くんは、いつもと同じようでいて、ちょっと違う。
ちょっと近づきがたいほど、全身に責任を背負った大人の男。
たぶんこれが、アイドルでない時の木村拓哉なのだろう。

現場のスタッフの木村君に向ける笑顔が、なんとも温かい
すごく、愛されているのが分かる。

年内最後の撮影が終わった後、こたつで紅白を見るよと言った監督の言葉を木村君はどう聞いただろう。
あの時、木村君はどんな気持ちでSMAPという場所に戻っていったんだろうと思うとちょっと切ない

その紅白を久しぶりに見てみて、なんとも不思議な気持ちになった
もう遠い昔の、出来事のようで、メンバーも見知らぬ人のようで、私の中でスマップは完全に過去のものになっていた。

あの時あの辛さの中で作り上げた作品は、木村君を確実に新しい世界に導いてくれると思う。