ディザー映像が公開になった。
血まみれで涙をたたえているシーンは、本能寺?
誰でも知っている信長の、あの表情は見たことのないものだ。
信長といえば、自分の理想実現のためには徹底した合理主義を貫き、そのためには手段を選ばない革命的な男として描かれることが多い(私が知る限り)
本能寺で相手が光秀と知った時「是非もなし」と言い放ったのを、何かで聞いた覚えがあったけれど、あの場面で少しでも涙をたたえるような感情が動いた信長は衝撃的でもある。
それだけこの映画で描かれる信長は、見たことのないものなのかもしれない。
最初、この映画は、信長と濃姫の夫婦愛を描くと聞いて、ちょっとがっかりしたのだけれど、考えてみれば、懐に夫となる人の寝首をかく懐剣を忍ばせて嫁いできた濃姫との関係は、私が思い描くような夫婦愛で測ることなんてできないものだろう。
お互いののど元に刃を突きつけあうような二人が、夫婦となっていく様をどう描いているのかとても楽しみになった。
この映画が発表されて、さっそく下げ記事が出たそうだ。
もういい加減にしないかな。せめて見てから評価しようよ。と思う。
この頃、同年齢の友人に会うと話題は韓国ドラマばかり。実際見てみると本当に面白い。これは認めなくてはいけないと思う。
だからこそ、日本のドラマや映画を応援したいと思う。
この小さな国の小さなパイを争って、足の引っ張り合いをして何になるんだろう。
社運をかけてと覚悟を決めて制作した映画会社、そしてそれに応えるべく全力を尽くしたスタッフキャスト。
盛り上げてくれとは言わない。せめて公開前から水を差すような記事を書かないでほしい。
これは日本の映画全体の問題だと思う。