9月になって思うこと

9月になって、思い返してみると、一年かけてやっと心の整理ができて、今のこの状態をよかったと思えている。

解散については、もう私の中では「いつか起こることが、あるきっかけで起きた事」という認識で整理がついている
こういう風に、いろいろな事に見切りをつけて、歩き出すことは、楽な選択だったとは思わない。
むしろ現実を受け止めて、受け入れることは、本当につらかった。自分の目で見た現実が想像以上につらいものだったから。
でも、何を現実とするか、もう不毛の言い争いをするのはうんざりだ。
たぶん同じ人が好きでも、全く別の世界に生きていると思ったほうはお互いのためだと思う



あのままギクシャクしても、プロとしてスマップを続けられるなら、それに越したことはなかったのかもしれないけど、それもできなくなっていた最後の一年を見れば、選択肢はなかったと思う。
きっかけは何であれ、壊れてしまった現実は覆らない
こうなった以上、5人にはグループにいては、できなかったことをやってほしい。
彼らは限られた選択肢の中であっても、きちんと自分で考え決断したと思う。
自分の手のひらに納めておきたくて、彼らを自分サイズで考えるのは、間違っていると思う

彼らのいる場所は、こちらで考えるよりずっと複雑で、だれが悪い何が悪いと単純にいえるものではないだろうし、誰か一人だけが正しいわけでもないと思う。
私のすきな人も含めて、何より自分のこれからのキャリアを考えただろうし、そのことをだれも責められない。
そのうえで出した結論を、尊重したい。
彼らのだれか一人でも、自分たちは犠牲者だといっただろうか?
Nさんがいい例で、彼らには残る自由も、離れる自由もあったということを忘れてはいけないと思う。


一部には、スマップでなくなった木村拓哉に何かできる?と思いたい人たちがいるようだけど、一ファンから言わせてもらえば、グループにいたから、できなかったことが、ありすぎたと思う
彼がグループにいなければダメになるのかどうか、それはこれからを見ていればわかること。
やってきたことの結果は必ず出ることを、木村君はいつも身をもって示してくれた。
この信頼感は、木村君ファンにとって最大の力だ。



事務所が正しいとか、I女史は無能だったとか、そんなことは思っていない。
SMAPが成功したのは、I女史の力も大きかったのはその通りだろうし、各メンバーの努力があってこそと思う。
SMAPは行けるとこまで、ファンをつれていってくれた。
そこは、今までのアイドルがなし得なかった世界だった。
それだけで十分。
その偉業を大事にしたい。
いろいろな気持ちを封印して、こう思えるようになった自分の気持ちを大事にしたい