次につながる一歩

やっと落ち着いて2回目を見た。
やっぱりすごくいいドラマだ。
音楽も好きだなと思ったら、音楽の佐藤直紀さんはGOOD LUCKもてがけていた方だった。
GOOD LUCKの音楽は大好きでサウンドトラックも買ったっけ。

正統派のドラマというのはこういうものを言うのだと納得できる。
どこにも視聴率狙いのあざとさもなく、ただただ良いものを作りたいという、作り手の気持ちが伝わってくる
真っ正直に、丁寧に作り上げられていくドラマは、このドラマのテーマでもある職人技を見る思いがする。
俳優さんが、とてもいいのもうれしい。
木村君が、ぞわっとする瞬間が何度もあるといったように、見ている側にも俳優のすごさが伝わってくる
私は木村君のファンだけど、浅野さんの演技に何度もぞわっと来た。
このドラマは決して木村拓哉のために作られたドラマではない。
キャスト、スタッフが一丸となってよいものを作ろうと、全力を尽くしているドラマだと感じた。

視聴率のことで、相変わらずいろいろ言われているようだけど
無意味な気がする
今のTVドラマの現状では、あの数字は合格点どころか、いくつかの途轍もない数字をたたき出したドラマ以外では、高いと言える数字だ
木村君が、ドラマをするたびに、終わったのなんだかんだ言われるけど、
コンスタントに高い数字を出し続ける、数少ない俳優さんだということを忘れないで欲しい
木村君が期待されているらしい20パーセントという数字は、素人考えだけど、現状ではブームを巻き起こさねば出せない数字ではないかと思う
ブームというものは、狙ってできるものではないし、その時の空気、その時の視聴者が求めているものがマッチした時に起きるもの。
木村君は、その人気から、どうしてもその起爆剤のように使われてきたように思う
でも、このドラマを見て思ったけれど、木村拓哉は演技力も、人としての魅力も、スターとしての華もある素晴らしい俳優さんだ。
アイドルをやめた今、日本の芸能史に残る俳優として、木村拓哉を、視聴率男キムタクからそろそろ開放してやってほしいと思う。
今まで、木村君のファンとして、ドラマのたびにいろいろ言われるのが怖くて、数パーセントの数字に一喜一憂していたけど
考えてみれば見る側にとって視聴率など関係ないことだ。
いいドラマが見たい。その視聴者の思いにこたえてくれたドラマだと思う
次につながるという意味で、数字はいいに越したことはないが、
このドラマで、俳優木村拓哉として素晴らしい演技を見せてくれたことのほうが大きいと思う
それこそ次につながる大きな一歩だと思った。