働く男たち

いつまでファンのいさかいは続くのかな。
嫌なことを言われれば言い返したくなるのは当然で、いっそのこと、もう交わらない平行線として平和に暮らせないものかな。
どう考えたって、この不毛の言い争いは、ファンの独り相撲。
メンバーには届かない。
大きな声を利用する、マスコミの餌になるだけ。

こんなことを言うと不愉快になる人もいるかもしれないけど、少なくとも1月以降のごたごたは、結局SMAP5人のこれからの活動を巡る条件闘争のようなものだったんじゃないかと思う。
それは働くものとして当然であり、40過ぎた男たちが真剣にこれからの自分の仕事を考えたら、そう簡単にファンの思惑に乗っかるわけにはいかなかったんじゃないのかな。
いろいろな感情的な行き違いはあったにせよ、1人は事務所に残ることになり(これは去年の9月以降一貫したことだけど)、
4人はもしかしたらその結果、外に出ることになったのかもしれない。
そこにはきっと業界の常識とやら訳の分からないものも介在していて、こちらでは理解できないこともたくさんあると思う。でもこれはあくまで、事務所だけではない「業界」の常識だったのだと思う。(この事の善悪は別の問題)
そして出された結果はあくまで4人の意思。
100パーセント、要求が通る交渉事なんてないわけだけど、何かが決まったのなら、それはそれで本人が納得したということになる

ファンが抱いていたスマップの5人の作ってきた世界とはまた違う、働く男たちの世界が、当たり前に存在したのということ
そこに、いわば架空の物語のルールみたいのものを持ち込むから、ややこしいことになる。
裏〇〇者なんてことはまさにそれ。

夢のほころびから垣間見えてしまったものを、そろそろ認めませんか?と言いたくなる
スマップ思いのリーダーも、グループのエースも中間管理職も、癒し系天然さんも、しっかり者の末っ子も、あたりまえに働く男たち。
しかも一人のわがままでは動けない、たくさんの人たちを抱えたいわば大店の旦那みたいなもの。
シビアに店の行く末を考えて行動するのは、当たり前だ。

木村ファンとしてスマップファンとしてはいろいろ思うことはある。
でも今は、木村君の背中を押すことに全力を注ぎたい。