名前を残す意味

わっつに、グループの名前が残ることに、正直私は複雑な思いがある。
グループから離れてほしいと願うファンが、一番たくさんいると思われる木村君。
わたしも、きっぱりと、離れてほしかった。
でも、なんとなくそこから見えてくるものもあって、私の気持ちは切なくて痛い。
グループであったことにこだわっているのは彼かもしれない。
もちろん、5人が5人とも、グループを愛し、きっとグループであったことにこだわりはあっても
それをもう5人では共有できないということだろう。
一人で旗を支えていても、もうそれに手を貸す仲間はいないということだ。
むしろ、彼にも手放してほしいと思っているかもしれない。
彼が手放したら、旗は風に飛ばされて飛んで行ってしまうんだろうか。

私は、むしろ、風に飛ばされてどこかに飛んで行って、どこかで、人知れず立っていてほしい
それがこのグループの終わりにふさわしかったんじゃないだろうかとさえ思う。
もういいから手放して!というのが正直な気持ち。

いろいろな事があったと思う。
見る方向によっては、何が悪いということもあると思うが、違う方向から見れば、また違う何かが悪いということになるのだ。
それを言い争っても、グループがどんどん傷ついていくだけ。
一つだけ、確かなことは、もう5人ではやっていけないということ。
それだけが鮮明に、見えてきた気がする。
私は、これから、いつまでも旗を握りしめている木村君を応援することになるんだなと思った。
なんだか切ないよ。
でも、それが木村拓哉
鮮やかに転身!なんてことができない。
どこまで不器用な男なんだ!
だから涙が出るほど好きなんだけどね。